コミュニティ運営ノウハウ公開【完全版】:『セルフドライブするコミュニティ育成の秘訣とは』参加レポート #CMCラウンジ #CMC_Meetup
2024年10月03日(木)、コミュニティマーケティングを考えるコミュニティ「CMC Meetup」の派生(スピンオフ)的な企画として立ち上がった「CMCラウンジ」の第1弾イベント 『#CMCラウンジ 初開催! vol.1「〜セルフドライブするコミュニティ育成の秘訣とは〜」』 が開催されました。
イベントページ(EventRegist)はこちら:
こちらのイベントは後述する過去イベントで語られ尽くせなかったものの『完全版』としてセッティングされたものであり、その経緯を知っている人達の非常に高い注目度を浴びたものでもありました。オフライン+オンラインのハイブリッド開催となっていたものの、オフライン会場の参加申込があっという間に埋まる競争率の高さの中、速攻で申し込んで現地オフライン参加が叶いました。
当エントリでは現地オフライン会場の雰囲気をお伝えしつつ、先日私の方で展開したレポートの内容を踏まえて気になった部分を情報量たっぷりでお届けしたいと思います。
イベント概要
イベントサイト に記載のイベント概要は以下の通りです。
初回第1回目のゲストは、CMC_Centralでも登壇していただいた「KT」さんです!
Tableauでは2200+名のコミュニティ、Snowflakeでは1200+名のコミュニティを育成し、コミュニティの創設から発展を実現した経験から、コミュニティに携わる人たちに本質的な方法論と心構えをお伝えします。
近年あらゆる企業がコミュニティの価値に気づき、コミュニティの創設や育成に取り組んでいますが、残念ながらその多くの活動は本質を捉えきれず形式的なものに留まり、うまくいっているケースはまだ少ないと聞いています。そんな中でも、新しい概念を世の中に広め、新市場を創造し牽引しているビジュアル分析ツールTableau、AIデータクラウドプラットフォームSnowflakeを支えているのは、ユーザーの情熱であり、その源泉がコミュニティです。
自社プロダクトのコミュニティマネージャー、社外活動としてのコミュニティをリーダーとして運営している方、会社内など組織内の技術力向上を目的としたコミュニティを運営・リードしている方などにとって大きなヒントとなれば幸いです。
開催会場
前述の通り、当イベントはオンライン(YouTube Live)及びオフライン開催のハイブリッド形式で行われました。
オフライン会場はウイングアーク1st株式会社@六本木グランドタワー36F。
お洒落なフロアのスペースを『ラウンジ風』に仕立てた場所を使い、ゆったり寛げる雰囲気のもとイベント開催が遂行されていました。ちなみにオフライン会場の参加者定員はわずか15名程だったようです。気付いたタイミングで速攻申し込んでおいて良かった...。
せっかくのオフライン会場参加、良い席で見たかったので最前列を確保。
また、この日は上記六本木でのオフライン会場の他に、名古屋の「コラボベースNAGOYA」でもパブリックビューイングの形でイベントが並行開催されていました。
イベントレポート
KT氏のこの日の『コミュニティ運営の極意』に関する発表は、実は前日譚というか伏線がありました。
遡ること2024年08月06日、Jagu'e'r<Japan Google Cloud Usergroup for Enterprise>主催のイベントに同じテーマでイベントの基調講演として発表されていました。詳細は下記ブログエントリにその内容をまとめています。
この日のイベントでは予定時間を大幅に延長したもののセッションの内容をすべて紹介しきることは出来ず、終了直後から『あのセッションの続きが観たい!聴きたい!』という声が多く挙がっていました。
そして今回2024年10月03日、CMC_Meetupコミュニティが展開する"ゲストを数名お呼びして、マスターとコミュニティについて深堀って話を聞いていくオンライン配信番組"、CMCラウンジの第1回目企画として、晴れて『完全版』としてこの時の内容にアップデートを加える形で講演を聞ける機会がセッティングされたという訳です。
イベント本編の内容については当日配信されたアーカイブが視聴可能です。(※本編見出し部分に、YouTubeアーカイブ動画への時間リンクを追記しました。 該当箇所の実際のトークがどのように展開されているかの確認にご活用頂けますと幸いです。)
また、当日のX投稿まとめ(Togetter)も合わせて作成しています。レポートの内容と合わせてご覧頂けますと幸いです。(レポートでは印象的なX投稿も幾つか紹介していきます)
14:20〜)
はじめに (- コミュニティに関するあらゆる役割な皆さんに役立つ内容をお届けします。KT氏自身は上2つを兼ねている。
- コミュニティマネージャー/マーケター
- コミュニティのリーダー
- 組織内のコミュニティを運営している人
- コミュニティの参加者
- 今日は色々話すが、どれか1つでも実践してください!試してみて再現不可能だったらフィードバックをください。
19:23〜)
1.なぜコミュニティが必要なのか? (このパートはサラッと。前回の内容と合わせてお読み頂ければと思います。
- ライターさんのタイトル付けが秀逸なこちらの記事。コミュニティの重要性が分かりやすく説明されている。
- サブスクが全盛、群雄割拠な時代になってきている。
- そもそも選ばれ続けることが大変
- 売り切って逃げ切ることが難しくなってきている
- 製品を作ることが簡単になってきている
- 競合製品が多数存在する中でコミュニティの存在が重要に
- KT氏がコミュニティで行ってきた実績の例
- Data Saber(2300名以上)
- SnowVillage(1200名以上)
- コミュニティの必要性、効果を端的に表現したKT氏のコメント。
- TableauもSnowflakeも、AWSもこの考えがベースにあってここまで育ってきた。
- 「コミュニティあっての製品」、この順番が大事。
- 社員は自社の製品に誇りを持つべき。
- 新しい製品が好きな人は嗅覚が優れているし、そういう人たち(イノベーター)はサービスが上陸してて面白く無くなったらすぐ居なくなる。
- イノベーター達だけではない体制でやっていこう、ってなるとコミュニティが必要になる。
- コミュニティの存在を介して製品を世に広めていく必要がある。
- でないと、「イケてる製品」であり続けることは無理。
- 文化を生み出すコミュニティ 3つの柱
- コミュニティは世界を変える人々がひとときの安らぎを得るホームである
- ある程度のスキルとビジョンを持った人たちが繋がると「話が合う」→居心地が良く感じられる→コミュニティが家族とも会社とも違う第3の「帰る場所」になる。
- 自分たちの製品を担いで社内で説明する人たちは「何かしら傷付いている」。社内に味方がいない。
- そういう人たちがコミュニティで「私のやってきたことは間違っていないんだ」と励みを得ることが出来る。
28:33〜)
2.コミュニティ運営の極意 (このパートも前パート「なぜコミュニティが必要なのか?」同様、前回の内容で大枠レポートしていますので差分的なもの、また印象に残った部分をメモしていきます。
- KT氏の定義する「コミュニティ運営のフェーズ」
- 1.創設期
-
- 「低迷期」はわかっていれば対策、回避可能。
- 低迷期以前に創設出来ないケースも多い。
29:47〜)
2-1.創設期 (-
コミュニティを作るときに早すぎることはない。スタートは早い方が良い。
-
まずは10人規模くらいから始めるので良い。
- 熱量の差は個人差もあるが、一緒に活動していくうちに熱量が伝播してくる。
- 熱量は伝播して盛り上げていく。最初からみんな同じ熱量ではない。
-
新規プロダクトを作成した、これからユーザーが出来ます...というタイミングは一番ラッキー。
- なぜなら「過去事例がない」から。過去事例がないのに買ってくれる人はとても貴重。純粋にその製品、機能に愛があるという証。
- 名古屋で開催したCMC Centralの折に出た会話
- トヨタ創業者豊田喜一郎氏の話:震災後に車を売らなければならない。車は絶対壊れるとわかっている状態で、すごい理解のある最初のお客様に「壊れるかもしれないけど、絶対直しにいくから諦めないでください、我々を嫌いにならないでください」といった旨の話をしたことで、悪評が立つこともなく、その後の発展に繋がった
- 参考:
- 「愛のある、分かっている人」に使っていただく、というのは大事。
- ミーハーな人が来るのはある程度有名になってから。
-
メンバーを集めて何をやるか?
- 理念?イベント?
- 理念はあったほうが良いが、運営が初めての場合は浮かびづらい。まずはイベントから初めてみるので良いのでは
- あったほうが良いね、くらいの感じでスタートするで良いと思う
- 「理念」の例
- 集めたらとにかく続けるのが大事
- 初期はイベント参加人数のアップダウンにめげない(回数が重要)
- 参加人数をKPIにすべきではない。
- あまりにも少ない場合は初心者向けを取り入れる
- 自分が見たいものではなく、オーディエンスが見たいものを
- 自分が見たいものを優先しすぎると人数はどんどんシュリンク
- 初期はイベント参加人数のアップダウンにめげない(回数が重要)
- 最初は「やってみせ」が必要
- 最初は一人何役、兼務ってのはザラにある
- 徐々にスピーカーの間口を広げていくと良い
- 最初から話したい人を募集して発信の文化作りをするのもGood
- 公募することで声がかかることもある。
48:54〜)
2-2.第一次発展期 (- レベル感に関するフィードバックが出てきたらコミュニティとしては成長のチャンス。
- 「内輪っぽい」という評価については入り方をオープンに公開し、誰でも受け入れるスタンスを見せる
- 新しく入ってきた人をどんどんハイライトして前に出る人のバリエーションを増やしていく
- コミュニティリーダー(候補者)との1on1
- 個々人のやりたいことの具現化を手伝い、コミュニティから発信されるコンテンツや企画のバリエーションを増やしていく
- Tableau界隈でVizをカフェに展示したい、という話があった。コミュニティとして実施を後押しすることで実現出来た
- (筆者注)イベント的にはこれかな...?(KTさん間違ってたらご指摘お願いします)
- 個々人のやりたいことの具現化を手伝い、コミュニティから発信されるコンテンツや企画のバリエーションを増やしていく
- 「アクティブ率」の話
- 感謝祭の話
1:19:52〜)
2-3.低迷期 (- 昔はあんなに盛り上がっていたのに...仕方なくやっている感じに
- もしくは受け継いだコミュニティが全然盛り上がってなかった
- KT氏も以前そういう状態のものを引き取ったことがあった
- 低迷期とはそもそも何?
- ネタ切れ
- 幹事の自然消滅
- 分科会によく見られがちな傾向
- 残った人の楽しさや有益さがなくなり、責任感だけになってしまう
- 私物化
- これはそうなるまで放っておいたマネージャーまたは組織の責任(私物化している人ではない)
- 今すぐ謝って一緒にやっていくべき
- 立て直し方
- 基本的は「1から作る」のと同じで行く。
- 【重要】もともと頑張ってくれていた人たちへの配慮を忘れずに。
- ここまで続けてこれたのはこういった人達の頑張りがあってこそ。
- 脱出方法
- 新しい人に来てもらう。
- 前提として、こうなる前に前に先手を打っておくことで回避可能
- ここまで頑張ってくれた人達に恩義を感じているからこそ、援軍が必要。
- 低迷期でなければ、どんどん人を入れれば良い。
- ただ低迷期ならば 前任者は傷付いているので、絶対に勝手に入れてはならない。前任者達が「この人達なら良いよ」という人を入れる。
- 元々の形として「あなた達が良いと思った人を入れますよ」という体制にしておくことが大事。
- リーダーの交代というセレモニー
1:19:37〜)
2-4.代替わり期 (- メンバーの卒業制度
- 情熱がシュリンクするのはよくあること
- リーダーの情熱を維持するのは大変
- 私物化防止に効く
- 最初はルール化は難しいかも。最初はステップが大事。やっていて感触を掴む。
- 次の人が育って、その人が「リーダーを張れる」ようになっていくと不思議と卒業したくなる。
- JTUGが行った「CxO制度」は、フェードアウト防止の側面も担っていた。
- アワードとして行うことで、注目すべき人物が明確化された。
- 最初はBy Nameだったのが、表彰されている、アワードで選ばれているという形で誰の目にも明らかに。
- マジックワード「あとは頼みましたよ」
- やることはやった上でのこの台詞。
- 任されて嬉しいというコミュニティを育てよう
1:26:48〜)
2-5.第二次発展期 (- 情熱と仕組みの継承
- 「私が受け継ぐのだ」という確固たる信念
- 誰でも運用出来るように素材を整える仕組み(マニュアルやプラットフォームなど)
- 制度化をしておかないと、再び低迷期に陥る可能性もある
- 第三次成長期というものも存在すると思う
- 仕組みが定着した後に「情熱の再点火」を行うことで生まれるのでは?という読み(by KT氏)
1:28:18〜)
3.いつでも使えるコミュニティTips (当イベントに参加したかった、聞きたかった思いの個人的メインとなっていたのがこのパート。ここは自分の学びと記録も兼ねてがっつり攻めていきたいと思います。
- この部分の情報はフェーズに関わらず、どこでも使えるんじゃないかなというもの。
- 長年の実績と経験に基づいたTips集となっているので是非参考にしてみて欲しい。
<イベント内でネットワーキングを盛り上げるには?>
- 最初に来ている人はチャンス。一人で座らせておかないようにする
- 1人目で躊躇なく行く(声掛けを行う)。
- 「コミュニティイベントである」ということを忘れない。「仕事ではなくネットワーキングに来ているんですよね?」という運営側の意図を伝える。
- 一緒に来ている人は必ずバラす
- 同じ会社の人と話すんなら会社で出来るし
- 受付時点で同じ会社の人と判明したら、その場でバラして交流してもらうようにする
- 「うちはこういうスタイルでやっているんで」という表明をしちゃうと(運営としても)楽かも
- 「ここはネットワーキングをする場所です」という場の定義をしてしまう
- ずっと一緒に話している人がいたらバラす
- バラさなくても新しい人を追加するでもOK
- これを繰り返していると自然と知り合いが増える、そして自然にバラけだす
- 小島氏「ネットワーキングは通常、懇親会のタイミングでやることが多いが、先にやっても良いかなと思う」
- KT氏
- 「Snowflake Polar Barでは私はこの手のバラしを殆どやっていない。このあたりの思いを皆分かっているので、気づいたら皆勝手にバラけて良い感じで交流ネットワーキングを楽しんでいる」
- 「新しい人が入ってきたときにベテランの人達と会話するように誘導している」
- 「私のオーガナイズするコミュニティは、新しい人をウェルカムする場ですということを表明している。そうすると自然とコミュニティもそういう雰囲気になっていく」
- 誰かと話せるようになったことで、その人は次はコミュニティ経験者になれる
<参加者が集まらない!!>
-
そもそもその前に死力を尽くしていない人が多過ぎる
- ちゃんと誘った?
- 「マスに投げた」は誘ったにならない
- 「書く」のと「伝わる」のは違う
- 「リーチ」と「エンゲージ」も違う
- メール送ったから読んでくれると思ったら大間違い
- Slackの@channelとか、そもそも自分が受け取ったら見てるか?という話でもある
-
集まらなかったら最後はダイレクトメール
- 送って来れなかったとしても返事は来る。そこから繋がって次がある
-
公開募集と個別声掛けの両立が大事。
- いきなりエクスクルーシブにしちゃうのは違う
-
営業に個別連絡してお客さんに連絡してもらう、というのも効果あり。
-
スパムみたいなDMを送っていませんか?
- 人にDMを送って良いのは個人に宛てたメッセージを書いたやつだけだ
- 人によってちゃんとメッセージを変えましょう
- 文章が長い必要はない。短くても明らかに自分に送ってきているというメッセージかどうかがわかれば良い
- 結局その人を理解しているかどうかに尽きる。
- KT氏も8月のイベントの際に集客活動でこの手を使った。
- 小島氏
- 「いやぁ、聞けば聞くほど、上手くいけてないマーケターの話に似てるなぁと思いました」
- 「顧客理解をしないままバルクメールを送ったり、『◯◯に書きました』という報告を受けて『そんなんで来るわけねぇだろ』と」
- 「相手への理解がいかに大事かを一貫して今日は話している気がします」
-
言い回しを含めて関係性ありきでのDMでのやり取りの好例
- 佐藤豊(元TableauJapan社長)氏からKT氏への『pat来るんだけど来る?』
<リーダーが集まらない!!>
- まず「やってみせ」から始めよう
- やりたいけど何をやったら良いかわからない人がいたら「入れて隣で見せる」ようにする
- いきなり企画して!とするのは難しいので「企画を出すので一緒にやろう」と持ちかける
- 一緒にやってみたうえで「どう?」とすると意見が出やすくなる
- やりたいけど何をやったら良いかわからない人がいたら「入れて隣で見せる」ようにする
- 懇親会やSNS投稿でグループや企画の予兆を見つけたら即実行宣言させる
- そういうのは「ほっとくと消えちゃう」。
- メンバー自身に宣言させるのが大事。聞いたらその場で行動に移す(移させる)
- 「Slackで書いて」
- 小島氏
- 「僕は良く、そういうのを"魚拓"って表現するんですけど、今言いましたね?を記録として写真とコメントを残すようにしています」
- 「背中を押されたし、やるか...!という気持ちにもなる」
- KT氏
- 「可能な限り"本人に投稿させる"のが大事だと思う」
- 小島氏
- 「あぁ、その辺僕はついつい自分でやっちゃいがちですね。明日から自分も変わる!(=本人に書いてもらうようにします)」
- 仕掛けてみて起動しなければバックで教えたりやってみせたりするサポートを行う
- いきなり完璧なリーダーになるわけではない。皆で成長していくのが大事
<指名と公募のバランス>
- グループリーダーを集めたり、スピーカーを集めたり...という「人選」の話。
- 創設期においては思いついた人(=発信者)起点で良いと思う
- 第一次発展期以降では...
- 見きれていない「すごい人」を放置してしまうとすごい危険。やっても選ばれないという疎外感や内輪という評価に繋がる
- 公募して誰でも見える場所で行うことが大事
- どうしても呼びたい!という人がいる場合は公募告知をしてから直接誘うのも手
- ルールに沿って人を集める
- 少しでもやりたい素振りを見せたらどんどん軌道に乗せてしまおう。
- その方がこちらも楽になる
<お願いは明確にしよう>
- 各種コンテンツの拡散や周知依頼などで良くある「お願い」について。
- これは明確に依頼をすることが大事。「やってくれると良いなぁ」では動いてくれない。
- CMC Meetupではその点、上手く展開出来ている。
- 最初に「アウトプットファースト」を掲げている。文化作りの一種として機能している
- ハッシュタグ付きでツイートしてください、参加してください
- アンケートのQRコードを見せても誰もスマホを掲げていなかったら...?
- 半ば強制的に行動をするように促す。
- ちゃんとアクションを見届けるのが大事。
<Slackワークスペース運営に関するよくある課題>
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こういうのは、正直言って無い方が良いかもしれない...。ただこうなりがちでもある
- 空っぽのSlackチャンネルしかない
- 誰か一人しか発言していない
- スタンプが全然つかない
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対応方法
- 空のチャンネルはどんどんアーカイブしていこう(必要になったら戻すでOK)
- 何ならgeneralチャンネルだけでも良いような気がする
- コミュニティマネージャーや盛り上げる立場であれば、率先してコメントや反応をすべし
- 「皆やってくれないなー」ではなく、自分で動こう
- 投稿させる強制イベントを発生
- 自己紹介の内容を投稿し合う、など
- チャンネルリーダーのアサイン
- 作成者は意図があってチャンネルを作ったはず。
- 企画者たちをチャンネルトピックに明記し、盛り上げ隊長に任命。
- 空のチャンネルはどんどんアーカイブしていこう(必要になったら戻すでOK)
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Slackフリープランは3ヶ月でログが消えるのでDiscordに行くか?というテーマ
- これはメンバー層による。私が対面しているユーザーは殆どSlack(by KT氏)
- 日常使いしてもらえないのであればやめた方が良いと思う
- 生活動線にないプラットフォームだと維持は難しい(by 小島氏)
- 消えているのであればそれはアクティブでない、とみなすことも出来る
- 本当に必要なナレッジは外に見えるところにある方が良い
- Slackのログを遡らなくても良いように、定期的にイベント化して発信してもらう
<Xのポスト:いいね、リポストの文化作り>
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みんな遠慮しすぎ。いいねくらい押そうぜ...
- KT氏は関連するものについてはほぼ何らかの行動をしている。
- リポストするとタイムラインに載ってしまうのでアレな気持ちも分かるが、いいねであればその影響はない。
- いいねを実行するとアルゴリズムが変わる。トレンドにも上がってくる。
- 「みんなでトレンドを作ろうぜ!」とはっきり言うべき。この行動は皆のためになる、という風に。
- 言わないと「えっそうなの?」とスルーされがち。
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実はビジネス界隈のX投稿は、その他の界隈に比べて反応が少ないらしい
- 発信するだけじゃなくて、いいねやリポストも立派なコンテンツであり、タイムラインの一部なのだということをちゃんと伝えていく。
<アンバサダープログラムの活用方法>
- 順調に進んでいくと時系列で認定を取る基準が上がっていくはず。なのでさっさと応募させよう
- グローバルの場合、最初に取った国別の人数枠で命運が決まる
- 選ばれている人が主催しているグループや個人の活動が停滞していて、その活動にふさわしくないと感じたときは個別に(一人の時に)はっきり伝えて活動を再開してもらう
<主要コミュニティメンバーへのインセンティブ>
- 参加者側というより運営側のTips。交渉にも使える。
- 主要コミュニティメンバーに対して「お金を払う」ということはないが、インセンティブは必要。
- 素敵なグッズがそれに該当する場合もあるかもしれないが、KT氏が考えるのが以下のようなもの。
- 創業者やエグゼクティブとのミーティング
- エグゼクティブに認知されている=大事にされていることが肝
- プロダクト開発者との意見交換会
- 主に技術系社員との交流
- 創業者やエグゼクティブとのミーティング
- コミュニティメンバーにとって「中の人」は大好きなものを作ってくれている人達。
- そういう人達と皆話したいと思っている。積極的に交流していこう
<外部コミュニティとの連携>
- 自分のコミュニティから見て、外に当たるコミュニティに対して連携していく、外に出ていくというケース。
- まずはじめに、自分達のコミュニティが小さくてもいいので強くあるというのが大事。
- そして外のコミュニティに対するリスペクトがあるというのがとても大事。使う側、Takerではだめ。
- 相手のコミュニティに対して貢献できるコンテンツが無い場合はやっちゃだめ。
- 大前提として相手方のコミュニティに貢献すること。コミュニティの一員となること。
- 人のコミュニティで宣伝して良いのはそのコミュニティに貢献したやつだけ。
<仕事を任されることがHappyになるように>
- 文化作りの側面として。
- イベントなどのサポーターとして手伝ってもらい、仲間の一員として働いてもらうことでより親密性が高まる。
- みんなが「手伝いたい」と思ってくれる土壌作りが重要
- 責任感だけで「仕方なく」やるようになったら絶対にダメ
- 定期的に立候補を募っていこう
- 集まり具合でコミュニティの成熟度がわかる
4.おわりに
- 以下3点に尽きる。
- とにかくはじめること
- 続けること
- やめないこと
- そして「自分ゴト化」も大事。
- 絶対に必要だと思ってもらい、誰かが引っ張ってくれるものではなく「あなたのものなのだ」と分かってもらう。
- そうすることでプライオリティが爆上がりしていく。
- 情熱と仕組みで「あなたが次の担い手なのだ」とはっきり伝えていく。
- コミュニティのゴールは「このコミュニティをきっかけに人生が変わった人をどれだけ育てられるか」。
(※無事最後まで完走出来て本当良かったです...)
まとめ
という訳で、『#CMCラウンジ 初開催! vol.1「〜セルフドライブするコミュニティ育成の秘訣とは〜」』 のイベントレポートでした。
イベント本編でKT氏&小島氏がそれぞれアウトプットを促している(元々そういう文化が根付いているコミュニティでもある)のもあり、当イベントに関するレポートは以下のようにバンバン公開されています。
「X投稿のいいね」然りこのブログレポートアウトプット然り、行動を意識して行っていくことで出来上がるうねりと言うか影響が伝播していく効果の凄さは実際目の当たりにして「すごいな...」と思うことしきりでした。そしてやはりこの辺、意識して(意識させて)動いていく大事さを非常に身に沁みて感じたので、先日投稿したエントリの内容 と合わせて改めて情報整理を行い、今後の活動にも積極的に活かしていきたいと思います。KTさん&小島さん、また関わったすべての皆様、ありがとうございました!